寝るのが最高に幸せ!という方がいる一方で、寝ている時の悩みが尽きないという方も意外と多いもの。特に枕に関する悩みはよく聞きます。
寝る時には確かに頭の下に枕を置いていたはずなのに、起きたら枕がずれて違うところにある
というのは結構あるあるですよね。もしあなたが寝起きに「なんか体だるいな」と感じているのなら、もしかすると枕がずれていることが原因かもしれません。
寝るのは毎日のことなので、余計なストレスは取り除けるに越したことはありませんからね。
この記事では、寝ている間に枕がずれてしまう原因とずれないようにする解決法を紹介します。
枕があなたに合っているかどうかがわかる簡単なチェックシートもありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
枕の悩みを一つ解決するだけで、知らず知らずのうちに感じているストレスはグンっと減りますよ!毎日の睡眠をより快適なものにしていきましょう。
枕がずれることで現れる体の不調
あまり重要視していないかもしれませんが、寝ている間に枕がずれることで体にはさまざまな不調が現れます。
- 肩こり・首こりなどの体の痛み
- 寝起きに感じるだるさ
なぜ枕がずれるだけでこのような不調が現れるのか。理由と共に詳しく解説します。
肩こり・首こりなどの体の痛み

枕がずれることで現れる体の不調には「肩こり・首こり」などの体の痛みがあります。
なぜなら、枕が頭の下に無いことで、身体や筋肉に無理なストレスがかかってしまうからです。
枕は頭の重さを支えてくれる大事な役目があります。頭の重さは体重の1割ほどと言われています。体重60㎏の人なら約6キロくらいですね。米袋1つ分よりも少し重いと考えると、結構な重さなんだなと想像しやすいのではないでしょうか。
枕が頭の下にあることで頭と繋がっている肩や首にかかる負担を軽減させてくれています。しかし、寝ている間に枕がずれてしまうと、枕で保たれていたはずの体のバランスが崩れてしまうんですね。
バランスが崩れることが原因となって、「肩こり・首こり」といった体の痛みとして出ててきてしまいます。
寝起きに感じるだるさ

枕がずれることで現れる体の不調には「寝起きのだるさ」があります。
寝起きにだるさを感じてしまうのは、しっかりと眠れていないことが原因です。
枕が頭の下にないことで、身体が疲れる姿勢で寝てしまっているのです。その結果、しっかりと体を休ませることができなくなってしまいます。
疲れを取るために寝ているはずなのに、枕が無いと逆に疲れる姿勢で寝てしまっているということ。そのため、枕がずれて寝ていると寝起きにだるさを感じてしまうのです。
寝ている間に枕がずれる原因
あなたの枕がずれてどこかへ行ってしまうのには、3つの原因があります。
- 使っている寝具同士の組み合わせが悪い
- 体に合わない枕を使っている
- 寝相の悪さ
きっとどれか一つでも当てはまるものがあるのではないでしょうか。自分の睡眠環境と照らし合わせてみてくださいね。
①使っている寝具同士の組み合わせが悪い

枕がずれる原因のひとつに、枕や布団などに使われているシーツ類の素材の組み合わせが悪いことがあります。
シーツやカバーなどの素材によっては、ツルツルと滑りやすくなってしまうからです。
具体的にはサテンやシルクなどの素材はは明らかに滑りやすいですよね。他にも夏に利用が多くなる接触冷感タイプのものもサラサラとした素材のものが多いです。
サテンやシルク、接触冷感系のものが枕にもシーツにも使われていると、素材同士の引っ掛かりがほとんどなくなります。そのため、枕がずれやすくなってしまうのです。
②体に合わない枕を使っている

寝ている間に枕がずれてしまうのは、枕があなたの体に合っていないということも原因のひとつです。
枕が合っていないせいで寝心地が悪いと感じてしまい、体が枕から離れようとしてしまいます。
例えば、枕が自分の体に合っていれば寝返りを打ったとしても大きくずれることはありません。もしずれてしまったとしても、枕がないことへの居心地の悪さから、無意識のうちに枕の場所に頭を持っていったりもするようになるのです。
一方、枕が合っていなければ枕の位置を戻そうともしなくなってしまいます。枕があっても居心地悪い、枕が無くても居心地悪い・・・という具合です。もはやその枕自体がいるのかどうかっていう問題にもなりそうですね。
③寝相の悪さ

寝ている間に枕がずれてしまうのは、寝相が悪いことが原因の場合もあります。寝ている間に体が動いてしまうことで、枕も動かしてしまうのです。
動いた時に無意識に枕が動いてしまう場合や、動きつつ自分の手で枕を取り払ってしまうこともあります。寝ている間のことなので自分で確認するのは難しいですが、家族やパートナーに寝相を見てもらうといいかもしれませんね。
枕がずれないようにする解決策
寝ている間に枕がずれないようにする解決策はさまざまなものがあります。ここでは簡単にできるものを4つ紹介します。枕のずれに悩んでいる方は、気軽に試せるものから取り入れてみてくださいね。
枕カバーやシーツをすべりにくいものに変える

寝ている間に枕がずれないようにするには、寝具の組み合わせを見直してみましょう。
今使っている枕カバーやシーツの素材がすべりやすいものになっていませんか?
季節によって選ぶ素材も変わってきますが、オールシーズン使うなら綿素材のものを使うといいでしょう。肌触りもいいので寝心地にも影響してきますよ。
他にも夏はツルツルしていない素材の冷感素材、冬は裏起毛になっているものもおすすめです。
枕のずれを解決するには、一度今の寝具の組み合わせを見直してみてください。
すべり止めシートを使って枕の動きを制限する

手軽な方法で枕のずれを解決するなら、滑り止めシートを活用しましょう。今の睡眠環境を変える必要がないのでおすすめですよ。
説明するまでもありませんが、枕とシーツの間にすべり止めシートを敷くだけでOK。100均にも売っているので、金銭的負担がないのも嬉しいところですね。
もし、今この記事を読んでいるのが「寝る直前」な方は、滑り止めシートの代用としてバスタオルを枕の下に敷いてみてください。滑り止めシートほどの効果はありませんが、バスタオルでも枕のずれを軽減させてくれます。
ただこの場合、注意点が1つ。
バスタオルの厚みで普段よりも枕の高さが少し高くなってしまうことがあります
いつもの高さが最高だと感じている方は、あまり厚みのないバスタオルにするか、滑り止めシートの購入まで今のままで寝ましょう。
枕自体を重さのあるものにする

枕自体を重さがあるものに変えるのも、枕のずれを解決するひとつの方法です。寝ている間に体が動いたとしても、枕がずれにくくなります。
重さのある枕にする方法は2つ。枕の素材を重いものにするか、枕に重りをつけるか。
そばがらやウレタンフォームの枕なら、素材そのものにある程度の重さがあります。素材が変わると寝心地も変わるので、可能ならお店で寝心地を確認してみてくださいね。
一方、枕に重りをつける方法は、自分で重りを縫い付けます。重りにもさまざまなものがありますが、おすすめはカーテンに使われているおもりですね。カーテンの裾についている重りを枕につけて重さを出しましょう。
今使っている枕がお気に入りなら、重りをつける方法がおすすめですよ。
自分に合う枕を使う

枕がずれないようにするためには、自分に合った枕に買い替えるのもおすすめです。
合った枕を使うことで、寝心地や寝姿勢の改善ができます。
最近では、ひとりひとりに合わせたオーダーメイド枕の専門店も多いですよね。自分の寝姿勢を専門家の目で見てもらい、最適なものを作ってもらうのもおすすめです。
あなたの枕は合ってる⁉簡単チェックシート
あなたの枕が合っているかどうかがわかる簡単なチェックシートを用意しました。「はい」と答えた数がいくつあるか、確認してみてください。
「はい」の数はいくつありましたか?1つでも「はい」があれば、枕が合っていないかもしれません。これを機に自分にピッタリの枕を探してみてはいかがでしょうか。
枕の正常な位置

寝た時に頭だけでなく首も支えてくれるように置くのが枕の正しい位置です。正しい位置にあることで、首や肩にかかる負担を減らしてくれます。
頭だけの1点で支えていると、枕と肩の間に隙間ができてしまいます。この部分に隙間があると無意識のうちに首に力が入ってしまうんです。その結果、首や肩の痛みとなって表れてくることもあります。
寝ている時間を最高のリラックスタイムにするためにも、枕は頭と首を支えてくれる位置で使えるといいですね。
まとめ
寝ている間に枕がずれてしまう原因とその解決策を紹介しました。
- 枕がずれた状態で寝ていると、肩こり・首こりや体のだるさが現れることも
- 枕がずれるのは「寝具の組み合わせ」「枕が合っていない」「寝相の悪さ」が原因
- 対策は寝具を変える、滑り止めを敷く、枕を重いものにする、合った枕に変える!
- 枕は頭も首も支えてくれる位置で使うのが正解!
一日の疲れを取ってくれる大切な睡眠時間。貴重な睡眠時間を最高のものにするためにも、枕がずれる原因は早めに解消しておきましょう!まずは簡単なものから試してみるのがおすすめです。
枕のずれたった一つで、あなたが無意識に感じているストレスから解放されるかもしれません!「なんかスッキリしてる」と感じる朝をぜひ手に入れてくださいね。